ペアトレってなあに?_あなたが変わると子どもが変わる

昨年末の「はじめて学ぶ あらためて学ぶ 発達障害の適切な支援」
という公開ワークショップ(記事はこちら >>)で知った、

NPO法人パルレによる
品川区発達障害・思春期サポート事業 ら・るーと
http://npo-parler.com/

こちらにメルマガ登録して知ったのが今回(2016年6月4日)の講演、
立正大学心理学部教授 中田 洋二郎 先生による、

「ペアレント・トレーニング 基礎講座 2016」

 

ペアレント・トレーニング(略称 ペアトレ)、
という単語をネット検索するとたくさん情報が出てきました。

発達特性の強いお子さんと向き合うためのペアトレ、
アメリカ生まれのトレーニングプログラムのようですが、
日本でもかなり有名になりつつあるようです。

 

先日のベビーサイン(記事はこちら >>)も、ペアトレも、
アメリカにいる間はまったく知りませんでした。

 

ペアトレは、
お子さんの行動に親がどう対処していくかを身につけるトレーニング。

お子さんの、性格ではなく具体的な行動
を分析することによって、感情的にならずに
親自身の行動を変え、
結果的に子どもの困った行動を減らしていくトレーニング。

 

子どもの発達障害の世界で有名になったプログラムですが、
発達特性の強い子への対処策は、

どんな子育てにも応用できる知恵が満載!

 

しつけのしやすい子どもとしにくい子どもの差は
1歳半から2歳ではっきりしてくるそうです。
2歳児の反抗(つまりイヤイヤ期ですね!)は
子どもの好奇心や冒険心、攻撃性、衝動性から来ていて、
それが発達のエネルギーになっている。

 

だから反抗は困ったことではなく大切なこと。
でも、親が対処に困ってしまったら、
ペアレント・トレーニングの知恵が役立ちそうです。

 

まず子どもの行動を
1)続けさせたい行動、2)減らしたい行動、3)やめさせたい行動
に分類し、続けさせたい行動を徹底的に褒めることから始まります。

 

減らしたい行動に向き合うのは褒める習慣がついてから。

ポイントは、行動を「具体的に」褒めること!

 

えらいね、やさしいね、と性格を褒めるばかりでは、
子どもはどんな行動が褒めてもらえる行動なのか理解できない。

だから、
妹を遊びの輪に入れてやった子に、「やさしいね」と褒めるのではなく、
妹をちゃんと仲間に入れてあげるなんて○○君やさしいね、えらいね」

肩を叩いてくれた子どもに「ありがとう」ではなく、
「お母さん今日ね、お仕事で疲れていたの。○○ちゃんが今肩を叩いてくれたからすごく楽になった。お母さん嬉しい、ありがとね。」

夕飯の準備中にいつもまとわりついて話しかけてじゃまをする子が
静かに本を読んで待っていてくれた。ただ「えらいね」と言うのではなく、
「お母さんが夕飯をつくっている間、静かに本を読んで待っていてくれてありがとう」

 

どんな行動が褒められるのかが理解できれば、
子どもはその行動を反復したいと思う。
だから、「性格」ではなく具体的な「行動」を褒めましょう!というのが肝。

 

うちの子にはひとつも褒めるところがない、となげく親。
でも、ペアトレで丁寧に向き合ってみると、
実は日常的な行動で褒められる部分が必ず見つかってくるそうです。

 

子どもがもし、朝おはようと言ってくれたらそれは大いに褒める所。
そのとき、あなたはちゃんとお子さんの「目」を見て(背中を向けたままではダメ)、
「おはよう、挨拶できたね、えらいね」と言ってあげていますか?

 

褒めることがないな、と思ったら、
あらかじめ「どの行動を褒めるか」を決めておく。
そして1日1回は必ず褒める。

 

脱線しますが、今、あるグループの活動で、

自分を毎日1つ褒める

という活動をやっています。
大人はこうやって自分で自尊心を高めることができます。
でも、あなたのお子さんの自尊心を高めるには、
あなたが必要なんですね。

 

※応用編:
子どもが小学校5−6年生になったら、
「表面的な行動」を褒めるのはだんだん卒業し、
字がきれいになったね、怒っても手を出さなかったね、
順番をゆずってあげたね、間違いを素直に認めたね、
など、向上や自制心、判断力、性格なども褒めるよう
バージョンアップしていくのが良いそうです。

 

「行動を褒める」習慣がしっかりできたら、次に取り組むのが

減らしたい行動への対策。

減らしたい行動、困った行動は4種類に分類されます。

1)あなたの注目が増やしている行動

>>  「減らしたい行動」は「あなたの注目」をひくために増えるので、まずは「無視する」。子どもがその行動をやめるまで気がつかないふりをして待ち、やめたら初めて注目し、ふり返って「褒める」。

2)指示しないとやらない行動、やめない行動

>> 穏やかに近づき、1トーン低い声で、静かに、しかし短くきっぱり断定的に決まりを伝え、従ったらすぐ褒める。感情的な指示はダメ。(あぁ、耳が痛い・・)

3)身についていない、どうするのかかわらない行動

>> やるべき行動を段階を追って具体的に指示する。お風呂の水はここまで、とテープを貼ったり、ぬいぐるみはこの赤い箱にしまう、と視覚的効果も利用して具体的に。

4)こだわり行動、神経性習癖

>> 他のイヤなことの不安を忘れるためにやるのが癖になっているので、根本の問題を解決する。こだわりを誘発するような環境を変える。

 

これらの対策は、褒める行動が習慣化していないと、
親子の関係性が悪くなってうまくいかないそうです。
だからまずは褒めることから!

 

以上、あくまで講演会の抜粋ですが、
興味を持った方への講師お薦めの書籍はこちらです。

「読んで学べるADHDのペアレントトレーニング_むずかしい子にやさしい子育て」
シンシア・ウィッタム著 中田洋二郎監訳 明石書店 2002

お近くのペアレント・トレーニング講座を探してみるのも良いですね!

 

ところで、きっふぁみの提供するカイロプラクティックケアでも、

お子さんの神経のはたらきを高め、

内側に抱える身体の違和感を改善させ、

環境適応力、状況判断力を高めることで、

お子さんの反応は変わっていきます。

親の対応だけでなく、
お子さんの身体にも注目してあげてくださいね。

 

以下、「こんな方が来院されます」より抜粋
http://kiffami.com/archives/998

【発達の遅れ、発達障害】

昨今の発達の遅れ、発達障害と言われる子ども達の増加要因は複数考えられます。診断基準の変更、認知度の上昇、食生活やライフスタイルの変化、情報の氾濫による親たちのストレス、核家族化など。

アメリカなど諸外国では、発達に遅れのあるお子さんの、
薬に頼らない療法
の1つとして、カイロプラクティックが活用されています。

神経の働きとはつまり、五感です。見て、聞いて、触って、味わって、嗅いで、自分をとりまく環境を感知し、情報を脳に送り、適切に判断処理し、環境に適応していく。

これがうまくおこなえないと発達に問題がある、と言われてしまいます。

カイロプラクティックケアで神経のはたらきを高め、情報処理能力や環境適応力を高めることは、脳の発達に良い影響を与えます。

注意欠陥多動性障害(ADHD)、自閉症、自閉症スペクトラム、
学習障害、コミュニケーション障害など

これらがカイロプラクティックケアによって改善された例、処方薬の減量や薬がいらなくなった例などは多数論文報告されています(http://icpa4kids.org/Chiropractic-Research/)。

 

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この記事の著者

院長: はるか D.C., Ph.D.

きっず&ふぁみりーカイロプラクティック三田、院長のはるかです。
記事内容や当院についてのお問い合わせは「ご予約お問い合わせ」ページ(http://kiffami.com/contact)からお気軽にどうぞ。

※正確な情報発信をこころがけていますが、誤った解釈を発信していると判断された場合はお問い合わせ欄よりお知らせください。本ホームページの記事内容を引用する場合は、引用元(きっず&ふぁみりーカイロプラクティック三田)とURL(http://kiffami.com または該当記事のURL)を明記ください。

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