子どもの安全、技術士のみなさんのおかげ・・

技術士という資格をご存じですか?

私は今年、「子どもの傷害予防リーダー養成講座」に参加して、初めて知りました。

日本のこども1〜19歳の死亡原因第1位は「予防できる事故」

 

その講座では、参加メンバーがグループ分けされて、

共にグループワークなどを行ったのですが、同じグループになった技術士の方が、

日本技術士会「子どもの安全研究グループ」

のメンバーで、

 

グループ総会に参加しないか、と誘ってくださいました。

私、技術士でないし、工学系でもないのに・・。

(といっても、元研究者の私にとっては、何となく似た匂いも感じます)

 

ところで、技術士資格、

かなり取得するのが難しい資格のようです。

 

数年間の実務経験を必要とし、幅広い知識を問われる論文筆記試験があり、

第2次試験の合格率は15%前後。

公益社団法人日本技術士会 ホームページ
https://www.engineer.or.jp/

 

上記ホームページによると、

技術士制度とは、

科学技術に関する技術的専門知識と高等の応用能力及び豊富な実務経験を有し、公益を確保するため、高い技術者倫理を備えた、優れた技術者」の育成を図るための、国による資格認定制度

う〜ん、頭真っ白・・
↓ 総会の会場でいただいた、公益社団法人日本技術士会作成の子ども向けパンフレット
160411gijyutushi

 

ひとことに「技術士」といっても様々な部会にわかれているようで、

今回参加させていただいたのは「子どもの安全研究グループ」の総会。

とても和やかな家庭的な雰囲気で、懇親会まで参加させていただきました・・

 

総会のゲスト講演者は

関西大学大学院で「公園遊具のリスクマネジメント」を研究されて博士号を取られた方、

(詳しくはご著書、松野敬子著「子どもの遊び場のリスクマネジメント」ミネルヴァ書房)

 

「遊具」は子どもの命にかかわることがあるのに、メインの管轄省庁が定かでないそうです。

 

遊具は消費者製品ではないから経済産業省の管轄外、

遊具メーカーを管轄しているのは国土交通省、

遊具の設置場所が都市公園ならやはり国土交通省だけれど、

幼稚園や小学校なら文部科学省、

保育所や児童館なら厚生労働省・・

消費者庁が多少窓口になる?

はぁ、

 

その結果なのか、欧米ではあたりまえの、

遊具接地面(滑り台やジャングルジムなどの足元)の安全措置

がまったく講じられておらず、

コンクリートむき出しの公園がたくさんあるそう。

 

あなたがお子さんとよく利用される公園はどうでしょう?

 

もちろん、安全性、安全性、と唱えるばかりで

子ども達が冒険する楽しみまで奪ってしまうのは問題だけれど、

「冒険」要素を保ったまま、命にかかわる事故を防ぐ対策は取れるはず。

 

接地面がコンクリートなのは、

「耐久性」や「管理のしやすさ」が第一とされ、

子どもの安全を考慮した規制がなされていないから、

 

担当省庁がはっきりしていないし、

リスクとベネフィット」、

つまり危険性と利点を秤にかけて、

遊具の安全性をきちんと評価する基盤もできていない、

というお話でした。

 

何事もリスクとベネフィットを考える、って重要ですよね。

カイロプラクティックのレントゲンも、米国では

「リスクとベネフィットでベネフィットが上回るなら撮って良い」

ということになっています(脱線・・)

 

さらに、総会では技術士会のこれまでの活動についても報告がありました。

 

子どもがベランダから乗り出すと、どうして転落するのか、

何事も「親のせい」「保育園のせい」「管理不行き届きのせい」となりがちな日本、

 

子どもの安全研究グループの技術士の方々は、聞き取り調査から始め、

共同研究による数値化やシミュレーションでコツコツとデータを集め、

 

事故が必然的に起こりうる環境であった、

ということを明らかにし、人々に周知する、

というとても重要な活動をされています。

 

それも、各々のお仕事とは別に、ボランティアで!

 

「目が届かなかった」「気づかなかった」

というのは子どもの世話ではあたりまえのこと、

それを責めるのではいつまでたっても同じ命にかかわる事故が繰り返される。

 

そうではなくて、この高さのモノを置いたら子どもは足がかりにして転落する、

子どもの身長と子どもの頭の重さ、

重心の位置と、踏み台となるモノの高さなどから算出した科学的なデータ、

 

水が何センチたまっていたら、お風呂で子どもが溺れる、

この浮き輪ではあっという間にひっくり返ってもとに戻れず、死亡事故になる、

プールで水の吸引口が1つしかなければ、

大人が全力でひっぱる力の5倍以上の力で、子どもは排水溝に吸い込まれる

などなど、

 

とても重要な情報なのに、

世の中にこういう活動をしていらっしゃる人々がいることを

これまで知りませんでした(最近ニュースで報道されはじめているようです)。

 

技術士の方々の成果をご覧になりたい方、

子どもの安全についてしっかりと知っておきたい方、

「子どもの安全研究グループ」のホームページも訪問してみてください。

http://www.kodomonoanzen.jp/index.html

 

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この記事の著者

院長: はるか D.C., Ph.D.

きっず&ふぁみりーカイロプラクティック三田、院長のはるかです。
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