股関節の開排制限(赤ちゃんの脚が開きにくい)

きっず&ふぁみりーカイロプラクティック三田(愛称:きっふぁみ)は、国際小児カイロプラクティック協会(ICPA)にて小児カイロプラクティックの専門教育を修めた院長が、お子さんと親御さんのお悩みに丁寧に向き合います。

 

あなたは、お子さんの股関節の動きが気になっていますか?

当院は開院以来、
子供の股関節の固さ(開排制限)について相談して良かった!
という喜びの声を多数いただいています。

 

こんな気がかりはありますか?

□ 赤ちゃんの股関節の開きに左右差がある
□ おむつを替えるときに片方の股関節が固く感じる
□ いつも片脚だけ力が入っていて着替えをさせにくい
□ 乳児検診で開排制限の疑いがあると言われた
□ 太もものシワの入り方が左右違うと言われた
□ お座りをするときにいつも片脚が立て膝になる
□ ハイハイするときに脚の使い方に左右差がある
□ 股関節に異常はないのでしばらく様子を見ましょうと言われたが、何かしてあげたい
□ 向き癖があると股関節脱臼しやすいと言われて不安

このようなお悩みは、きっふぁみにご相談下さい。
※幼児以上のお子さんの股関節の動きについてもご相談下さい。

 

股関節の開排制限とは

開排制限とは、「開きにくさ」のことです。

乳児検診で股関節の開きにくさが見つかると
「開排制限の疑いあり」と言われます。

正確には、赤ちゃんの股関節を90度に曲げて外側に開いたとき、
角度が70度以下(下図 “a” の角度)の場合に「開排制限」と診断されます。
※乳児の股関節を痛める恐れがあるため、確認は医師など専門家にお任せください。


図:厚生労働省「乳児健康診査における股関節脱臼一次健診の手引き」より引用

 

平成24-27年の調査では、生後3ヶ月(平均)の乳児の
10-15%
が「開排制限(の疑い)あり」として二次検診へ紹介されており、
お子さんの股関節の動きについて不安を抱かれているご家族は少なくないことがわかります。

参考文献)
朝貝 芳美「古くて新しい疾患 ―乳児(先天性)股関節脱臼―」小児保健研究75(2):149-153, 2016.

 

乳児検診で開排制限に注目するのは、
「先天性股関節脱臼」に発展するのを未然に防ぐためです。

二次検診で股関節の問題が検出されない場合、医師からは、
「抱っこやおむつの仕方に気をつけて、成長過程で改善するか観察していきましょう」
と言われることが多いようです。

 

しかし、小児カイロプラクティックの視点からは、
「観察」ではなく、積極的にカイロケアを届けたい理由があります。

 

それは、
股関節の開きの左右差は
1) 向き癖
2) 骨盤の動きにくさ
3) 身体の緊張の左右差
から生じることが少なからずあり、

股関節に問題が見つからない場合も
放置せず早期に対処することで、
お子さんの運動神経や感覚神経の発達により良い影響を与えうるからです。

 

きっふぁみの小児カイロケア

当院では、お子さんの股関節の状況について詳細に問診検査を行い、
まず、医師の診察が必要かどうか、
カイロプラクティックケアが適しているかどうかを判断します。

カイロプラクティックケアを安全に適用できるケース、と判断した場合は、
ご家族に丁寧に説明させていただきながら、
以下のようなケアを提供していきます。

 

1) 向き癖
向き癖があると、「原始反射」という身体の本能的な反応で、
顔が向いている方向と反対側の脚が立て膝になり
外側に開きにくくなることがあります。

図:下記文献より引用。
Goddard S. Reflexes, learning and behavior. A window into the child’s mind. 2nd ed. Fern Ridge Press. 2005.

 

きっふぁみでは、お子さんの背骨、
特に後頭部と首の境目の緊張に柔らかく働きかけて、
向き癖の改善とともに股関節の開きに変化が出るかを確認していきます。

 

2) 骨盤の動きにくさ
骨盤と脚のつなぎ目が股関節なので、
骨盤(特に仙腸関節や腰仙関節)の動きに問題があると、
一件、股関節の調子が悪いように見えることがあります。

赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいたときの体勢や、
生後の抱っこや授乳の体勢の影響を受けて、
骨盤の動きに左右差が出ることがあります。

きっふぁみでは、お子さんの骨盤の動きを改善し、
股関節の開きに左右差がなくなるかを確認していきます。

 

3) 身体の緊張の左右差
向き癖や骨盤の動き以外にも、
身体の緊張度合いに左右差があると、
股関節の動きに影響します。

きっふぁみでは、背ぼねとお腹(内臓)の状態を触診で確認し、
緊張しすぎている要因や
緩みすぎている要因を探りながら、
全身のバランスを整えます。

 

きっふぁみの臨床例その1_《1歳0ヶ月の男児》

1歳0ヶ月の時点でお座りとハイハイができず、
小児科で股関節の開排制限があると指摘されて心配、
とご来院されました。

そのお母さまからいただいた嬉しいメッセージをご紹介しましょう。

「そっと触れたり少しの刺激だったので、とても不思議な感じでしたが、施術ごとになんとなく息子の動きが良くなった様でした。また、左右非対称だった脚の長さも毎回整えて頂きました。二週間毎に合計3回施術して頂いてズリバイ→タカバイ→お座りまでできるようになりました。」

「病院の先生は検査的に異常がなければ『そのうちできるようになります・・』とおっしゃると思いますが、一生で一番成長するこの時期に発達を促し、身体を整える事はとても大切なのではないかと思います。」

詳しくは、こちらの記事をお読み下さい♪
靴を履いてお出かけできるようになりました!_重度アトピーのお子さんの発達サポート

 

きっふぁみの臨床例その2_《生後11ヶ月の女児》

小児科健診で「股関節の動きと太もものシワに左右差があり
整形外科に診てもらったほうがいい」と言われたが、
小児専門の整形外科の予約が1ヶ月先しか取れなかったため、
その間に何かできないかと来院されました。

股関節の不安定性がないかを
Ortolani/Barlowテストで調べたところ
問題はありませんでしたが、

右股関節が外側に開きにくく、
ハイハイの時に左回りを好み、
お座りの時には右脚を前に出して膝を折り、
左脚は背後に曲げてぺたっと座っていました。

向き癖はありませんでした。

背骨や骨盤の動きにくさを取りのぞくような施術を数カ所行い、
2週間後の2回目の来院時には、お母様から
「初回施術後、動きが活発になった」と報告がありました。


※ご本人の写真ではありません。

実際、右股関節は前回より動きやすく、
まっすぐハイハイしていました。

2回の施術後、整形外科に受診し、
問題なしとのご報告をいただきました。

※ お悩み改善の経過はおひとりおひとり異なります。お子さまそれぞれに適したケアプランをご用意致します。

 

きっふぁみが目指すのは

身体を柔らかくすることでも、左右差をなくすことでもありません。
右利き、左利き、があるように、左右差があるのは当然。

でも、身体のどこかに負担がかかった結果、
左右差や動かしにくさが出ているのなら、

その負担が減り
お子さんが本来持っている身体の働きを存分に発揮できるよう
『神経』にアプローチするのがきっふぁみの役割です。

お子さんのことで何か不安やお悩みがありましたら
お気軽にご相談ください♪

きっふぁみ院長
はるか

 

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