前記事「うつぶせ寝の危険とは・・」で
二酸化炭素濃度が上昇して危険な場合がある、
ということを書きました。
でも、
うちの子はうつぶせのほうが落ち着く、
寝返りでうつぶせになっちゃう、
仰向けだとぐずって寝てくれない、
という声が聞こえてきます。
うつぶせのほうが落ち着く子は、
うつぶせで寝入ったら仰向けにしてあげる。
それでも自分で寝返りを打ってうつぶせになっちゃうような子は、
すでに首が据わっていて、呼吸しやすいよう首を横に向けられるし、
必要に応じて寝返りを打てるので、
うつぶせになっても大丈夫、
まわりに口をふさぐようなものがないこと、
頭まですっぽり重い布団で覆う、なんてことがなければ大丈夫。
私が所属する、
を中心になって率いているカイロプラクティックドクター Jeanne Ohm D.C. は、
When Baby Prefers Tummy Sleeping(赤ちゃんがうつぶせ寝を好むとき)
という執筆記事でこんなことを書いていました。
彼女は6人のお子さんをお持ちなのですが、
その子達が小さい頃は、子どもをうつぶせ寝させることが推奨されていました。
しかし、彼女は子ども達をうつぶせ寝にはしませんでした。
なぜなら、彼女のカイロプラクティックオフィスで、
うつぶせ寝の人たちには慢性的に首に問題を抱えた人が多かったから、
彼らのカイロプラクティックケアを始めて首を調整しても
すぐにもとに戻ってしまうから。
だから、彼女は子ども達を親の横で、横向きに寝かせたそうです。
今ではアメリカ小児科学会は
SIDS(乳幼児突然死症候群)の確立を下げるため、
仰向け寝を推奨するようになりました。
では、仰向け寝でぐずる子はどうするか、
Dr. Jeanne Ohmいわく、
その赤ちゃんは背骨を反らせてぐずっていませんか?
その子の首や後頭部をさわるといやがりませんか?
仰向けに寝かせたり、抱き上げたりすると、
その子の首が片側に傾いていませんか?
これらすべてのサインは、
脊椎神経がストレスを受けていることを知らせてくれています。
(小児カイロプラクティックの教育を修めた)カイロプラクターに
1度チェックしてもらったほうがいいですよ。
なぜ、生まれたての赤ちゃんが脊椎神経にストレスを受けているのか、
それは、どんなに「自然な出産」でも、
産道を通ってきたり
帝王切開で取り上げられたときに、
首にストレスを受ける可能性がとても高いからです。
赤ちゃんの繊細な「首」をカイロプラクターに診てもらうなんて怖い!
と思ったあなた、
先日、Facebookに当院に通っている赤ちゃんの写真と共に書いたことですが、
生後数カ月の赤ちゃんの首をケアするとき、
国際小児カイロプラクティック協会の教育を修めたカイロプラクターが
赤ちゃんの首にかける力は、
あなたのつぶったまぶたに指を乗せて、
不快に思わない程度のほんの軽い力。
指先で、5グラム以下の力、と習います。
出産の時に赤ちゃんの首にかかる力を心配しているのがカイロプラクターですから、
負担がかかるような力は加えません。
そんなわずかな力でも、ストレスが蓄積していない赤ちゃんは
素晴らしく良い方向に反応してくれます。
お子さんを見ていて気になることがあったら、
お気軽にご相談ください。