院長はるかが所属する国際小児カイロプラクティック協会から届いた、
11月のリサーチレポート(研究報告)をご紹介。
Chiropractic Resolves Constipation and Bed Wetting [Article in English] >>
今回のテーマは
「便秘とおねしょ (夜尿症)」
子ども達の便秘率は4-36%
子ども達が一番便秘になりやすいのは2-3歳、トイレトレーニングの時期。
直腸に溜まった便が膀胱を圧迫し、おねしょをしやすくなることもあるそうです。
アメリカでカイロプラクティックオフィスに訪れる子ども達のうち、3-5%は便秘が理由。
今回紹介されたのは、10歳の女の子の例。
原著論文は
Resolution of Constipation and Nocturnal Enuresis in a 10-year-old Female Following Adjustment of Vertebral Subluxations: A Case Study.
Ian Shtulman, DC & Mia A. Cunningham, BS, DC.
J Pediatr, Matern & Fam Health. 2016(2)61-67.
この女の子は4日間便通がなく、お腹の痛みをかかえていました。
小児科で処方された坐薬もプロバイオティクスやキャスターオイル(ひまし油)、フラックスシード(亜麻仁)など、便秘に良いとされるものを摂取しても解消されなかったため、カイロプラクティックオフィスに来院しました。
頸椎と仙骨のカイロプラクティックアジャストメントで神経のはたらきを調整した1時間後、4日ぶりにお通じがあり、お腹の痛みや不快感が解消。
2度目に来院したとき、お母さんから喜びの報告がありました。
実はこの子、トイレトレーニングの時期からおねしょがあり、10歳になっても週に4回以上の「夜尿症」で困っていたそうです。
それが、最初のアジャストメントの2週間後まで1度もおもらしすることなく、お母さんはびっくり。その後、毎週アジャストメントを受けながら3週間、おねしょがあったのは1回だけだったそうです。
夜尿症とは、この論文によれば
「5歳以上の子どもが週に2回以上、夜寝ている間におもらしすること」
5歳以上の男児の13-19%, 女児の9-16%が西洋諸国では夜尿症で困っており、16歳でも1-2%の男女が夜尿症とのこと。
おねしょ卒業!プロジェクト
という日本のサイトにも書いてありました。
http://onesho.com/patient/about/より、
おねしょ:幼児期に、夜寝ている間におもらしをする。
(排尿に関わるメカニズムが未熟)
夜尿症:5~6歳を過ぎても月に数回以上おねしょをする。
夜尿症の子どもの比率は5~6歳で約20%、
小学校低学年で約10%、10歳児でも約5%にみられます。
もしかしたら、
夜尿症で困っている子たちの中には便秘が関係している子もいるかもしれません。
もちろん、便秘と関係のないおねしょも、カイロプラクティックケアで改善しましたという報告は数々あります(>> http://icpa4kids.org/Chiropractic-Research/Bed-Wetting/)。
実は、子どもだけでなく
大人の便秘
にもカイロプラクティックがお役に立てることがあります。
先日、こんなクチコミをいただきました。
便秘が良くなりました
便秘に悩んでいたとき、勇気を出してこちらを受診しました。色々試しても効果がなかった便秘が、こちらに通い始めて3回目程で改善されました。よく聞くカイロプラクティックのバキバキッという施術とは異なり、優しい力で行う施術なのですが、効果は抜群でした。
クチコミ全文はこちらから
http://www.ekiten.jp/shop_7125771/review/k_2453809/
カイロプラクティックは神経のはたらきを高めるので、自律神経によってコントロールされている内臓のはたらきもパワーアップします^0^