春分の日の振替休日、3月21日(月)に
カイロプラクティック哲学の勉強会に参加しました。
上の写真は、その準備のために画用紙に書きまとめた資料。
カイロプラクティックとは何か、
参加者がそれぞれ考え抜いた言葉で表現しました。
私がたくさんある手技療法の中で
カイロプラクティックを選んだ1つの理由がこの哲学の存在です。
カイロプラクティックは
哲学 Philosophy
科学 Science
術 Art
の3本柱からできあがっているので、3本どれが欠けてもいけないのですが、
なんせ駆け出しのうちは
科学(からだの構造と動き、生理機能、症状や病の仕組み)と
術(カイロプラクティックテクニック、診断技術)
のことで頭が染まりがち。
でも、本当のカイロプラクティックの面白さ、深さはこの哲学にあるんですよね。
ということだけはわかっているので、科学と術はもちろんだけれど、
哲学も深めていきたい。
そんな私に今回の勉強会は良きスタートラインとなりました。
わたしたちの想像を超えた「知性」が
この世のあらゆるものを
水は水として、石は石として、人は人として
存在するよう創りあげました。
この宇宙の「知性」は、
「物」にはない特別の知性を「生き物」に追加しました。
それは「秩序」
自然法則は秩序が乱れ分散する方向に向かうけれど、
「生き物」は
秩序が乱れないよう常に修復し、
生命を維持し、成長し、
子孫を増やそうとする。
わたしたち人間も「生き物」だから、
壊れたパーツを修復し健康に生きる力、
それを次の世代につなげていく力を
誰もが内側に持っている。
わたしたちはあまりにもお医者さんや薬の助けに
頼りすぎています。
「からだに良い」という情報に
振り回されています。
もうちょっとあなた自身のからだが持っている力、
持っている知性、を信じませんか?
人が頭で考え出したものより、
人がすでに体内に持っている「知性」、
宇宙が与えてくれた「知性」のほうが
すごかったりします。
あなたが持っている知性を発揮させるには、
神経系がきちんとはたらいて、
脳とからだがコミュニケーションできないとダメ、
「秩序」を管理するのが脳神経系の役目。
ストレスでコミュニケーションがあっちこっち途切れているようでは
からだは知性を発揮できない。
途切れたコミュニケーションを回復させるのが
カイロプラクティック
あとはあなたのからだが知性を発揮して、
痛めたところを修復し、パワーアップするのを待つだけ。
今の私が表現できるカイロプラクティック哲学は
こんな感じ。
1年後は全然違う表現をしているかもしれません。
英語でつくりあげられた哲学を日本語で表現する、というのがまた一苦労。
日本語と英語のニュアンスって違う。
直訳だと何も伝わらないんですよね。
でも意訳するとその人の先入観、人生観が入って
違うものになっていく。
勉強中です。
アメリカでカイロプラクティック大学に留学中、
何度も感謝したのは、
カイロプラクティックの創始者達が
この宇宙の知性、宇宙の叡智、Universal Intelligenceを
「神様」と定義しなかったこと。
まあ、カイロプラクターの中にはこれをGODと表現する人もいますが、
もし哲学の原文が
「神様」がこの世のすべてを創りだし・・
となっていたら私はカイロプラクティックを学ばなかった。
門戸がもっと狭くなっていたと思います。
研究者として、
細胞が細胞内のカルシウムイオン濃度をぱーっと上昇させて
情報伝達していく、
カルシウム濃度の上昇がつぎつぎと隣接する細胞達に伝わっていく、
こんな情景を目にしてきて、
これが私にとっての
Universal Intelligence
研究者であった私が
「カイロプラクティックって面白そう、知りたい」
と思えたのは、この考え抜かれた言葉の選択のおかげ。
まずはヘルスケアワークショップで
カイロプラクティック哲学の一端をご紹介しようと思います。
こちらも参考にどうぞ。
2018年3月1日追記
こちらもぜひ読んでください♪
同じ本を読んだ、高校3年生のカイト君によるカイロ哲学です