昨日2月11日は建国記念日、祝日でした。
天気がとても良かったので、
いつものウォーキング場所、駒沢オリンピック公園に行ってきました。
かけまわるこども達とジョギングする大人達であふれていました。
最近、「多動」や「ADHD」などの言葉をよく耳にします。
落ち着きがないこどもに思わず
「ちゃんと座っていなさい」
「走らないで」
と言ってしまいますよね。
でも、動きたい子にはいっぱい動いてもらいましょう!
最新論文でも推奨されています。
20分の運動で8-10歳20名のADHDのこども達の行動、神経認知力、学力(読解力、計算力)が向上
J Pediatr. 2013 Mar;162(3):543-51. Pontifex MB, et al. Exercise improves behavioral, neurocognitive, and scholastic performance in children with attention-deficit/hyperactivity disorder.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23084704
おとなしく本を読んでいるより運動するほうがこんなに脳が活性化するんです。
ちなみに、コントロール群として実験に加わったADHDでないこども達も認知力や学力が向上していました。
221人の7-9歳のこども達を9ヶ月間調査。放課後に1時間以上運動したこども達は注意持続機能、作動記憶、課題を交互にこなすこと、の成績が向上した。
EurekAlert! PUBLIC RELEASE: 29-SEP-2014. UNIVERSITY OF ILLINOIS AT URBANA-CHAMPAIGN. After-school exercise program enhances cognition in 7-, 8- and 9-year-olds.
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-09/uoia-aep092514.php
運動することで注意持続力=集中力が高まるんです!
そして、動物実験でも…
ADHDのこどもの脳でうまく機能していないとされる領域の発達が運動によって促進された
Child Adolesc Psychiatr Clin N Am. 2014 Oct;23(4):899-936. Halperin JM, et al. Healthy body, healthy mind?: the effectiveness of physical activity to treat ADHD in children.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25220093
さらに先日、東急東横線大倉山駅にある素敵なカイロプラクティックオフィス、
の院長 中村貴博先生からお聞きした話では、
言葉がなかなかうまく話せないあるお子さんが、
スケートリンクでいっぱい遊んだ後、
言葉がすらすらっとでてきたんですよ〜、とのこと。
武蔵小金井にある、こちらも信頼のおける
の代表 森本晃司先生の話では、
サッカーを始めたら急に落ちついた子がいる、とのこと。
どんな運動をさせたらいいの?
その子がやりたいことを思いっきりさせてあげましょう。
生き物ってすごいんです。
何が必要かは本人が一番分かっています。
理性でコントロールできないこども達は、
本能で「動き回るのが自分に必要!」とわかっているんです。
家の中ではお母さんもお父さんもハラハライライラ。
そんなときは広〜いところに行きましょう!
ぜいたくな遊びではなく、
かけまわるだけで良いんです^^
こんなふうによじ登るのも脳みそをいっぱい使いそう^^
大人の役目は「こどもの生命の危険がないよう見守る」こと。
ちょっとぐらいケガしたっていいんです。
ハラハラするような冒険も多めに見てあげて。
もちろん、カイロプラクティックケアを受けることで、
外からの情報を脳がきちんと受け取れるようになります。
状況判断、ができるようになります。
こどもの発達に、神経系は大きく関わっています。
きっふぁみ(当院)で提供している小児カイロプラクティックケア、
お役に立てますよ。